私のアル中妻になるまでの経緯 その1
まだまだ、男性がなるイメージの強い
「アルコール依存症」
むしろ女性のほうが、男性よりも短い期間でなってしまうことは、まだあまり世の中に周知されていないように思います。
女性が様々なライフステージで起こるストレス(失恋、結婚、離婚、出産、などなど)
によって、ふとしたきっかけでアルコール依存症にいつの間にかなっていることも多いかと思います。
「もしかして、うちの妻はアル中では??」
と、少しでも思う旦那様がいれば、分かりやすい記事があったので
備忘録兼ねてリンクを貼っておきます!!
私の場合は、19年前に「失恋」した時からだと思います。
この話は、親や親族、兄弟にも
もちろん旦那にも、誰にもしたことがない。
これがきっかけでアル中への道にまっしぐらになったことも、
誰にも話したことはない。
(別になんてことない、よくある普通の恋愛話ですが)
19年前、髪の毛もフサフサ&サラサラの、肌もプリプリの、若かりしギャル(死語)のバカ子。
それまでは、お酒に対して興味もなかったし
なんでビールなんてまずくて苦いものを
高いお金出して、みんな飲むんだ??? おかしいんじゃない????
って、思ってました。
そんな時、
2個年上、半同棲状態の大好きだった彼氏が、
彼氏「お前の分だよ(笑顔)」
と言って、手渡してくれたASA◯Iの銀色の500mlロング缶。
同じものを2缶買ってきて、一つは彼氏自身の、一つは私のぶん。
かと言って私はビールなんて興味ないし、むしろ500mlなんて多すぎて飲めない(笑)
でも、お揃いの飲み物で2人で乾杯すること自体が、すごく楽しかった。
バカ子「私のために、買ってきてくれたんだ!嬉しい♡ 」「ビールとかまずいけど飲まなきゃ!!」
彼氏「やっぱASA◯Iは、うまいよなあ」
バカ子「うん、あたしもASA◯I派だな!!」
と、大好きな彼氏が自分のためにしてくれた些細な気配り?に感動して、ときめいていた。
ビールはまずいけど(笑)
バカ子「愛のためなら、慣れて彼と同じものを飲むんだ!愛のために!!」
と、思って頑張って息を止めて飲んだ。
ま、でもたいてい半分も飲まないうちに酔っ払っちゃって
頭グラグラして飲めなくなるから
彼氏「かわいいなー!これくらいで酔っちゃうの??弱いんだから、しかたないな〜(笑顔)」
なんつって、残りを彼氏が飲む。
ほっっ、、、飲んでくれた、、、、と、内心安堵するバカ子。
彼の家で半同棲状態だったので、ほぼ毎日のこのやりとりも、
私にとっては、幸せな時間だった。
その頃は、その二個年上の彼が本当に大好きで大好きで大好きで、
彼といれれば、他のことはどうでもいい。
彼がやりたいことが、自分のやりたいこと。
シングルマザーの実の母親とウマが合わず、家出状態で兄弟もいない私にとって、彼は私のすべてだった。
母親は昔の旦那の恨みつらみを私にぶつけては、
意味のわからないこと(父親と顔が似てる、など)で罵倒される事もしばしばあって、私は一緒に暮らすことにうんざりしていた。
一人で夜中酒を飲んでは、臭い息で長時間、昔の愚痴を聞かされる事も嫌だった。
(ちなみに実の母はアル中ではなく、本当にたまーにそういう事があっただけ)
そんな中、救世主のように現れた優しい彼氏。
お酒が好きな彼が飲みたいなら、私も一緒に飲む。
その方が、彼も楽しそうだから。
私はその頃、そういう考え方でした。
そして私も、徐々に酒に慣れていき
二人で酔っ払って騒いだりすることにだんだんと慣れて楽しくなってきた。
まだまだ長くなるので
この続きは、また次回書きます。